ボリュームを読み取り専用にする
■対象のボリュームを読み取り専用にする方法
任意のボリュームに対して、読み取り専用の属性を設定するには、
DISKPART コマンドを利用します。
DISKPART コマンドで対象のボリュームを選択し、次のコマンドを実行します。
> ATTRIBUTES VOLUME SET READONLY
- 補足
HELP コマンドより以下の制限を確認しております。
・ベーシック MBR ディスクでは、READONLY 属性は、ディスク上のすべてのボリュームに適用されます。
・ベーシック GPT ディスクまたは、ダイナミック MBR ディスクおよび GPT ディスクでは、
READONLY 属性は、選択したボリュームのみに適用されます。
また、検証環境で以下の条件のもと確認した結果、システムボリューム(C ドライブ)が含まれたディスクでは、
読み取り専用の属性は付与できませんでした。
条件:ベーシック MBR ディスク
このようにディスクの構成によっては読み取り専用の属性は付与できないようです。
その他にもディスクを読み取り専用にさせる方法がないかを確認しましたが、
有効な方法は確認できませんでした。
そのため、本コマンドを利用した方法が実施可能かを確認いただいた上で、
実施下さいますようお願いいたします。
<参考情報>
DiskPart のコマンド ライン オプション
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc766465(v=ws.10).aspx
Attributes volume
https://technet.microsoft.com/en-us/library/gg252643(v=ws.10).aspx
■ディスクの使用領域
・ディスクの十分な空き領域がありません。
・ボリュームに十分な領域がありません。これらのファイルをコピーするには、さらに XXX KB 必要です。
ディスクの空き領域が 0 バイトの状態では、ディスクの書き込みがおこないません。
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ストレージ 共有ディスクを複数ホストでご利用いただく際の注意事項
http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2014/02/26/3623737.aspx
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■Help
DISKPART> help attributes volume
選択されたボリュームのボリューム属性を表示、設定、または解除します。
構文: ATTRIBUTES VOLUME [SET | CLEAR]
[HIDDEN | READONLY | NODEFAULTDRIVELETTER | SHADOWCOPY] [NOERR]
SET 指定した属性 (HIDDEN、READONLY、NODEFAULTDRIVELETTER、
または SHADOWCOPY) を選択したボリュームに設定します。
CLEAR 指定した属性 (HIDDEN、READONLY、NODEFAULTDRIVELETTER、
または SHADOWCOPY) を選択したボリュームから解除します。
HIDDEN ボリュームを非表示に指定します。
READONLY ボリュームを読み取り専用に指定します。
NODEFAULTDRIVELETTER
ボリュームが既定のドライブ文字を受け取らないように
指定します。
SHADOWCOPY ボリュームをシャドウ コピー ボリュームに指定します。
NOERR スクリプト専用です。エラーが発生しても、DiskPart は
エラーが発生しなかったかのようにコマンドの処理を続けます。
NOERR パラメーターがない場合は、DiskPart はエラー コードを
生成して終了します。
ベーシック マスター ブート レコード (MBR) ディスクでは、HIDDEN、READONLY、
および NODEFAULTDRIVELETTER 属性はディスク上のすべてのボリュームに適用
されます。
ベーシック GUID パーティション テーブル (GPT) ディスクと、ダイナミック MBR
および GPT ディスクでは、HIDDEN、READONLY、および NODEFAULTDRIVELETTER
属性は、選択したボリュームのみに適用されます。
例:
選択したボリュームに属性を表示するには、次のように入力します。
ATTRIBUTES VOLUME
選択したボリュームに読み取り専用の属性を設定するには、次のように入力します。
ATTRIBUTES VOLUME SET READONLY
選択したボリュームから読み取り専用の属性を解除するには、次のように入力します。
ATTRIBUTES VOLUME CLEAR READONLY